ブランド:ORIS(オリス)
モデル:654.7434.064Mポインターデイト
※お問い合わせの際は、記事番号「No.00514」をお伝えいただくとスムーズです。
お客様のご相談内容
約30年前にご購入されたという、オリスを代表するクラシカルな名作「ポインターデイト」です。10年以上前に一度オーバーホールをされていますが、現在は「リューズ(ゼンマイを巻く部分)を回して巻き上げても、テンプ(時計の心臓部)が動かず、時計が停止したままになっている」とのご相談でお預かりいたしました。長針、短針、および日付を指し示すポインターデイト針の早送り操作などは動く状態でした。
診断結果と行った修理内容
お時計を慎重に分解して内部の機械を検査いたしましたところ、10年以上の歳月により内部の油脂(グリス)が劣化・乾燥しており、微細なチリやホコリが絡みついて歯車の動きを完全に妨げている状態でした。さらに、動力伝達に関わる「巻き上げ中間車」と「4番車」という歯車パーツにサビが発生しており、再使用ができない状態となっておりました。
内部機械をすべて分解して汚れや古い油を洗い流し、新しい油脂を注油しながら丁寧に再組み立てを行うオーバーホール(分解掃除)を実施いたしました。あわせて、将来的なゼンマイ切れを予防するためのゼンマイの交換と、サビていた巻き上げ中間車の交換、4番車の交換を行っております。作業完了後にはケースとベルトの超音波洗浄、および5気圧の防水検査も実施いたしました。
交換した部品
- ゼンマイ
- 巻き上げ中間車
- 4番車
価格・納期
※下記の価格は記事執筆時点のものです。部品代や人件費等の変動により、現在の価格と異なる場合がございますので、最新の料金は別途お問い合わせください。
- オーバーホール 32,000円
- 部品交換 21,700円
- 防水検査 0円
- その他(送料・代引き手数料等) 1,500円
合計:55,200円(税抜)
納期:約35日
仕上がりについて
サビが発生していた歯車を新しいパーツに交換し、オーバーホールによって内部をクリーンな状態にリセットしたことで、テンプが力強く脈打ち、ポインターデイトらしい正確で元気な動作を取り戻しました。30年前のお時計でも、適切なメンテナンスを施すことでまだまだ現役でお使いいただけます。長らく共に歩んでこられた愛機として、これからも末永くご愛用いただければ幸いです。
同じような症状でお悩みの方へ
「ゼンマイを巻いても時計が動かない」「長年オーバーホールをしていない」という症状がある方は、内部の油切れや部品のサビが進行している可能性がございます。ぜひお早めにご相談ください。
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