ブランド:SEIKO(セイコー)
モデル:キングセイコー
※お問い合わせの際は、記事番号「No.00550」をお伝えいただくとスムーズです。
お客様のご相談内容
1960〜70年代にグランドセイコーと並び、国産機械式時計の頂点として君臨した「キングセイコー」。エッジの効いたシャープなケース造形と高精度な機械設計により、現在も世界中のヴィンテージウォッチ愛好家から高い評価を受け続ける名作です。
今回は、ゼンマイを巻き上げても時計が長く動かない(パワーリザーブ不良・持続時間低下)とのことでご相談をいただきました。
診断結果と行った修理内容
職人とともに機械を慎重に点検したところ、長年のご使用により内部の油脂(グリス)が劣化・乾燥し、微細なチリやホコリが絡むことで輪列(歯車)のスムーズな回転を妨げておりました。油切れによる駆動抵抗が、持続時間の低下を引き起こしていた主な原因です。
幸いにも貴重なオリジナルパーツに破損や激しい摩耗は見られなかったため、内部機械をすべて手作業で分解し、古い油や汚れを丁寧に洗い流して新しい油を注油しながら組み上げるアンティークオーバーホールを実施いたしました。あわせて、ケースの超音波洗浄を行っております。
価格・納期
※下記の価格は記事執筆時点のものです。部品代や人件費等の変動により、現在の価格と異なる場合がございますので、最新の料金は別途お問い合わせください。
- オーバーホール 36,000円
合計:36,000円(税抜)
納期:約35日
仕上がりについて
分解清掃と丁寧な注油、歩度の精度調整を行ったことで、時計本来のトルク伝達と滑らかな稼働が蘇りました。
アンティークのお時計のため、現行品のような抜群の高精度は難しく、非防水となりますので、湿気や汗・雨などの水気には十分ご注意いただく必要がございますが、丁寧に扱うことでこれからも永く時を刻み続けてくれます。
同じような症状でお悩みの方へ
「昔のキングセイコーの持続時間が短くなった」「アンティーク時計の定期メンテナンスをしたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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