オーバーホール

ロレックスのオーバーホールを承ります。

初めまして、修理工房の近藤でございます。

私は、愛知県名古屋市に本社を構える、時計修理工房の店長を務めております、
どうぞ宜しくお願い致します。

オーバーホールの日々(当ブログ)は、お客様よりお任せ頂きましたお時計のご紹介をすると共に、どのような経緯でお任せ頂き、実際に修理をご提案、実施に至るまで、できる限り細く紹介をさせて頂くブログでございます。

特にお時計をご購入なさってから、初めてのメンテナンスをお考え頂くお客様にとって
オーバーホールメンテナンスとはどのような流れで行われるのか、参考になれば幸いです。

本日はロレックスのサブマリーナのオーバーホールメンテナンスにつきまして、ご紹介致します。宜しくお願いします。

こちらのお時計は、愛知県名古屋市中区のK様よりお任せ頂きましたお時計でございます。

ご購入から8年ご愛用頂き、そろそろメンテナンスを行わないといけないと思い考えていたところ、突然動作が停止してしまったとご相談をいただきまして、実際にメンテナンスをお任せ頂きました。

 

K様のロレックス・サブマリーナは、
ゼンマイが経年的な劣化で切れておりまして、交換を行うにはある程度お時計を分解する必要がございました。その為、オーバーホールメンテナンスと合せて、ゼンマイ部品の交換をご提案致しました。

オーバーホールと言う工程は、分解洗浄作業でございまして、お時計の機械を本体ケースから取り外し、すべての部品を分解し、洗浄致します。この際に部品を検査し、磨耗していましたり、湿気の影響で錆が発生している部品は、交換を行います。部品の検査後はお時計を再度組み上げながら新しい機械油を注し加え、機械の調整を行います。

調節が完了致しますと、機械を本体ケースに戻し、より普段のご使用状況に近い環境で再度検査を行います。簡単に説明致しますと、このような工程をオーバーホールと呼ばれます。

すべてお話しいたしますと、飽きられてしまう程多くの作業工程がございます。K様より、修理進行の指示を頂きましたので、実際に作業に取り掛かりました。オーバーホール作業が含まれる場合は、少々余裕も持って30日間の修理期間を頂くことが一般的でございますが、お時計の構造や、行うメンテナンスによりましては、30日間以上お時間を頂く場合もございます。

また、K様のロレックスのオーバーホールは26日間のお時間を要しました。
30日間の修理期間より早く、メンテナンスを完了するお時計がほとんどでございます。

メンテナンスが完了いたしますと、すべての機能、性能の検査を行い、お預かり時の状態からご要望いただいたメンテナンスが完了しているか、担当の技術者と、修理の完了をご連絡するスタッフで確認し、検査にクリアしますと、お客様へ修理完了のご連絡を致します。完了のご連絡の際、お時計のご返却方法、お支払い方法を伺い、ご意向に沿ってご対応をさせて頂きます。

K様は、お時計のお納めも窓口をご希望頂きました為、直接お手渡し致しました。

 

弊社の本社窓口は、愛知県名古屋市の西区にございます為、K様はお仕事の合間に直接お時計をお持ち込み頂きました。お預かりするお時計の多くは、ご郵送にてお預かりしておりますが、近郊のお客様は、本社窓口にお持ち込み頂く事もございます。近郊でも弊社がご用意しております、お時計を安全に輸送する箱(梱包パック)をご利用いただき、ご郵送にてお任せ頂くことも大歓迎です。

お時計を窓口にて直接お預かりさせて頂き、その際お時計の購入時期や、メンテナンスの有無、希望されているメンテナンスや、現在のお時計の状態、お気になさっている症状等を伺います。
窓口には、受付専属のスタッフが在中しております為、安心してお任せ頂けると大変好評を頂いております。

お預かりしましたお時計は、状態の確認を行い、各角度からの写真撮影を行いまして、お問い合わせをいただいた時に、管理システム上で瞬時に確認ができるように努めております。受付が完了致しますと、本社窓口より、実際に修理を行う工房へお時計を運びます。セキュリティの都合上、受付窓口では一切修理を行っておりません、また修理を行う場所等も非公開にしております。

工房に運びましたら、担当の技術者(時計修理職人)がお時計の動作確認から内部の確認を時間をかけて確実に行います。

オーバーホールメンテナンスの場合、平均一週間~二週間ほど見積もりにお時間を頂いております。お時計のモデルや症状、状態によりましては、部品の供給の確認などを行います為、3週間ほどお時間を頂く場合もございます。同じモデルのお時計でございましても、同じ状態のお時計はございません。大切なお時計を確実に検査させて頂き、お見積りをしております為、どうしてもお時間を頂いてしまいます。

技術者のメモや、見積もり(見解)が整いますと、見積もりを案内するスタッフが見解を元に、実際にお客様にご案内するお見積り、またお見積りの補足事項を書き起こします。お見積りが整いますと、ご希望のご連絡手段でご案内をさせて頂き、修理のご意向を伺います。

弊社は、全て項目別に修理内容、金額をご案内しております為、オーバーホールにどのくらいの費用が掛かり、この部品がどのように悪くなっていて、またその部品はどのくらいの費用をかけて交換が必要なのか、とてもわかりやすいと好評をいただいております為、お見積りのご案内は、数ある業務の中でも大切にしている部分でございます。

コメントを残す

*